硝子の心

 予定通り、本日は午前半休をした。
昨晩は、今月で会社辞めて転職する同期の送別会で飲みに行ってた。そんなに遅くならず、24:00には部屋に到着。そこからちょっと気になる仕事をして、寝たのが26:30頃。でもフィギアスケート最終組(もちろんLIVE)を見逃すと、午前半休の意味も何もないので、今回は目覚ましかけて最終組の少々前に起床。(寒い)
 
 そして最終組の練習をみていて、、、『あ、、、コーエンだめだ。。。』
と思った。だって、飛んでるんだけど、ことごとく失敗しているんだよ。
前々から「シルバーコレクター」だとか、「ガラスの心コーエン」 とか言われていたので、そういうことか?と思いつつも、ショートプログラムの出来が凄かったと感じていた私は、応援したいのに、、『え、、』というあせりが出る。
しかもそういうのを見ていると滅法本番に弱い自分と重なるからもうだめ。。
ソワソワソワソワ。。
 本番2人目で登場する。。。。
予想通り、最初のジャンプで2回も連続して失敗。。。『あ”””』
ってこの失敗がどの程度響くのかイマイチわかってなかったんだけど、とりあえず金メダルは難しそうなことがわかった。。。
でもなんか表情とか結構魅力的で、やっぱファンになった。だから残念な感じ。
 そして、、、『ということは日本の2選手2人とも。。。。メダルとれちゃう?』
とか、、『いや同じように二人とも失敗しちゃう・・・』とか頭の中が忙しい。
『まさかスルツカヤは失敗しないだろうから、、』とかね。。(結果的にこれらの予想がことごとく外れるわけだが。。)

 そして次が荒川だった。背が高いせいなのか、堂々と演技するととてもダイナミックな演技にみえて迫力はある。「イナバウナー」から先はかなりの安定感。。終わればスタンディングオベーション
『これってもしかして?ミラクル?』 と。。。
点数がでたところで1位だ。。私の心はなんか凍ってた。。。その後の20分くらいで何がどう変わるのかさっぱりわからないし、、「えっえっ」って感覚が続く。。。

 その後は私の期待の村主。フィギア素人の私には細かな技術なんて全然わからないから(それなのに午前半休でスミマセン!)、なんか完璧にみえる。
音楽もラフマニノフピアノ協奏曲はなんか哀しげで私の感性を刺激する。
途中微妙にずれた?と思われる箇所があったけど、、そんなの気のせい。。
最後は超高速スピン(あれは人間が回っているとは思えないほど早い)に魅せられて、ふぅ。これで点数どうなんの???とドキドキ。。
「うぅぅぅ。。。あまり伸びない。。転んだコーエンを抜けてない。。」
わからん。。。でも嫌いな演技者はいないので、とても心は複雑。。
村主には、なんとなくモーグル上村愛子がダブってみえた。。。

 最後はスルツカヤ。この人は完璧にやるだろう!と思いキヤ!
転んだ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 そして、金メダルが荒川に舞い降りた!なんか凄い 試合をみてしまったようだ。
 ふとすると、携帯にメールが届いた。Marsから。
やはり5時台に起きて観てたって、荒川応援してたって。
このLIVE感で、金メダルとるとこみちゃったからこれ、たまらないよ、きっと。

凄いなぁーーーー。日本中は大騒ぎ。。
午前半休しただけの甲斐はあった。もちろん、そこだけ見て会社行くこともできたはずだけど、睡眠時間短すぎるし、余韻ってものを大切にしたいものね♪。

 けど、そーだなー、やっぱりコーエン、スルツカヤはものすごいプレッシャーだったんだろうな。。。無欲の荒川に金が降ってきたという結果だ。。
大舞台では、やっぱりプレッシャーに打ち勝って勝ち取る金がすごいと思えるんだけど、そういう意味では、柔ちゃん(今もだけど)とか、8年前のスケートの清水とかはすごかったよね。
柔ちゃんも大本命とされながら2度はシルバーに終わっているから、モノにするまで相当に時間はかかっていた。誰もが勝って間違いなしと思う人が本当に勝つのって本当に凄いことなんだよねー。
 今回は日本の選手ではなく、有力外国人選手がその魔術にひっかかったということでしょうね。。
戦前の私の予想(昨日含め)は大はずれであったことを詫びる(誰にだ!?)とともに、過去の予言トラックバックでもしとこか。。
真央ちゃんじゃないと、日本に金はないと書いてた。----> 大変失礼いたしました。

http://www.torino2006.org/ENG/PDF/C77B_FSW010100.pdf
ここに採点詳細が掲載されている。ふーむ。

 
 コーエンはまだ21歳!すごいなー。
 http://www.sashacohen.com/ ← 今はかなり重い。
「今日は私のための夜じゃなかった。」っていうコメントしてたみたいだけど、なかなか格好いい台詞だ!