薮の中から真相を・・・
「不信のとき」久々にはまりましたーっていう人結構多い！
でも、残念ながら私はあまりはまれませんでした。いつも中途半端にみてた。なんかね、台詞にインパクトが足りんのだよなー。あとは女優の魅力不足。松下由樹はドロドロ劇場に付き物みたい（元祖ドロドロ：「想い出にかわるまで」にも助演女優で出てたしね）なのでいいとして、やっぱ米倉はねー。いっそのこと高岡早紀を主役にすりゃいいのにと思ってしまった。そして一回も泣けるシーンがなかった。。。
んで、このドラマ、色々な不思議があるんだけど、結局のところ全部「薮の中」で、要は男はこういう生き物で、女は正室ならこんな感じで、側室ならこんな感じというその行き方を示しただけみたいね。
原作の小説もふにゃふにゃで終わるみたいだから、真相なんてないんだね。
でも、それって消化不良でしょ。あやふやなところも全部クリアにしてそれぞれの生き方をみせた方がいいのに。。
というわけで、勝手に真相。
注：主役が嫌いなので、かなりこじつけで考えたところもあり。。。
喫茶店の中での、正室と側室の会話から。
正室：「愛しているからこそ、愛している人の家庭を壊すことはできないと思ったんでしょ？会ってあげてほしいの」
----------> 愛深度は自分の方が浅かったと反省する正室。なので余命いくばくもない夫を最後に愛すべく、本当に会わせた方がよい側室に懇願しにいった。と考えたい。
正室：「私たちに復讐されたことが辛かったみたい」
----------> 私たち？
側室は２０００万というオカネで復讐したけれど、自分は？夫は先天性無精子症で子供は人工授精だと告白したことが復讐なの？いや。。。。違うよな。。。それは事実であるならば、真実を伝えただけだし、人工授精も本当に子供が欲しくてしたのなら、復讐ではないだろう！？
つまり、復讐だと自ら言っている＝嘘をついて夫を苦しめている ととることもできるのでは？
何が嘘か？それは先天性無精子症 というのは嘘だろう！！そういう嘘を言って、夫を混乱させる。それが狙い。それを裏付けるもうひとつの台詞。
正室：「本当の父親かどうかはわからない。だけど、あなたとあなたの子供を大切にしていたことは事実」
---------> 本当の父親かどうかはわからない？？ 無精子症だったら、ありえない とまた言い切れるはず。
けど、どうかはわからないけれど とちょっと引いた表現になっているところ。不信。
側室：「事故にあおうが、病気になろうが、、、、、亡がらさえ拝むことができない。昔から決まっている世の中のルールなの。だから私はあいにはいけない。」
---------> 偉い！！！仰るとおり！
病院で：
正室：「あなたがいたから人工授精ができたの」
----------> 意味不明
しかし、近藤の子供でないことは確かだろう。原作では近藤は登場しないようだから。
よって、、、、、不妊症だったのは実は自分だった。それで人工授精でなんとかした。
夫の検査の時に、医師に頼んで精子を保存しておいてもらった。（考え過ぎ？）
納骨の後：
側室：「本当にご主人を愛していたの？」
----------> 余裕の質問ではないでしょうか？
正室：「浅井を愛しているわ。もっというと浅井を愛している自分を愛している。愛してさえいれば、必ず自分のところに戻ってくると思える生き方が妻の意地」だったっけ？
---------> この台詞は気に入らないなー。
結局、自分が好きなだけですか？愛してさえいれば。。。っていうのは見返りを求めるところを頭で考えている。。妻失格だ。
側室：「ダイヤの指輪をしているからってね、幸せとは限らないの。でもしていることでたくましく生きられる。」
--------> うーん、これも違うな。なんかダメ。
正室：「結婚しているからってね、幸せとは限らないの。でも結婚指輪をしていることでたくましく生きられる。」
---------> うーん、これも違う。空虚だ。
というわけで、どうもこのドラマ台詞に力がなさすぎるんだけど、
正室は嘘を突き通し、側室は愛を貫通し（金を奪った時は愛が途切れてたけど、魔が差したってことで・・）、男は弱虫でだらしない ということを いっているだけのようで。。。
男って絶対検査いかない。特に昔の男は。。。
いつの世も女の方が芯は強いのよ。女がいなけりゃ男は生きられない。
なんかこんなこと書いたら批判がきそうだな。。。
しかし、愛はマゾヒズムをもった人でないと貫通できないと思う のは子供の頃から変わらぬ思い。
愛されたいばっかの人は、一生愛されない。。。。。まやかしで一瞬の幻ような愛はあるかも知れないけれど。。。
なので、正室だろうが側室だろうが、本当はどっちでもいい。ただ愛だけあれば。そのはず。。。
でも世の中、誰かが作った常識信者が多すぎて、側室はいつも息苦しい。そして正室は愛を得られない。。。
そんな関係多いでしょ〜〜〜。。
だいたい早くに結婚すると、結構間違った組み合わせでできあがる。間違うと愛は成立しないので、途中で関係は破綻する。。。離婚が容易で無い場合は、そこで側室が現れる。。。。
要は、結婚という契約時に誤った選択をする場合が圧倒的に多くて、後は惰性で生き結局幸福感を得ずに人生ゲームは終わっていくというパターンが最も多いのだろう！
