東京国際女子マラソン

凄いよ、高橋尚子という人は。今日の優勝は常人ではまず出せない結果だよ。本当に感動した。しかも優勝インタビューで、暗闇にいるひとを救いたいみたいなことを長々と喋っていてびっくりした。
◆私が想定していた「勝つ」ことに立ちはだかるハードル

  • 直前の肉離れ

 →この報道がなければ私は国立競技場に応援にいっていたかも知れない。この報道をきいて、こちらの方が怯んでしまった。そんな自分に後悔。私の心配など無用な超人だった。

  • 年齢

 →外人であれば、33歳くらいでも好記録を出す人もいるけど、日本人で30歳すぎるとマラソンランナーは経験からして下降線に入っているもの

  • プレッシャー

 →2年前抜かれた記憶のあるコースと同じコース。あえてそこを選んだとはいえ、久々のレースだし、悪夢のイメージが少なからずも頭をかすめるでしょう。普通。

  • 環境の変化

 →小出監督のもとから離れての初レース

自分は精神的に滅法弱いので、これだけのハードルが前にあると思うだけで、がたがたとくずれてしまうのだけど、彼女は全然違った。凄過ぎるとしかいいようがない。1歳年下だけど、素直に見習わなきゃと珍しくそんな気になるレースだった。

2004年3月、陸連が下した選考はやはり今でも納得いかない。
これ→http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=431202&log=200403
は、当時の私の不満たらたら記録であるが、私の不安もなんのそのと勝ってしまう彼女だから、やはりアテネに出て2連覇の夢を皆にみせてほしかった。いまだに、その可能性を最初から無にする決断をくだした陸連には同意できない私がここにいる。